「昨日、虫歯治療で神経を抜いてきたよ……」という会話を耳にしたことはありませんか?
この神経を抜く処置は「根管治療」という治療の中で行われており、歯を残すために必要な手段です。
また、神経とはあくまでも一般的な呼び方であり、正確には「歯髄(しずい)」という名称を持っています。
聞きなれない方がほとんどかと思われますが、今回のコラムでは、この歯髄がどのような枠割を持ち、なぜ歯にとって大切なのかを解説します。
感覚を伝え、栄養を送る
俗に神経と呼ばれる歯髄は、歯の中心にある柔らかい組織で、神経や血管、リンパ管などで構成されています。
歯髄の主な機能は以下の三つです。
①歯の感覚を司る
歯髄には神経線維が含まれており、歯の感覚を司っています。歯に何かが触れたり圧力が加わったりすると、神経線維が刺激を受けて、その情報を脳に送ります。
この情報が脳で処理されることで、歯の痛みや温度などを感じられるようになるのです。
②歯の成長と修復を促す
歯髄は、歯の成長や修復を促す役割を担っています。例えば乳歯の場合には、歯髄から栄養や成長因子が供給され、歯が成長していきます。また、永久歯でも、歯が破損した場合に歯髄が修復を試みます。
③歯の栄養を供給する
歯に栄養を供給することも、歯髄の大切な役割のひとつです。歯髄には血管やリンパ管が含まれており、栄養素や酸素、免疫細胞などが歯に供給されます。歯髄からの栄養供給が滞ると、歯が弱くなり、虫歯や歯周病などの原因になります。
歯髄が歯にとって大切な理由は、感覚を伝達するだけではなく栄養を供給する機能を持っており、成長や修復、健康維持において欠かせないからです。
そのため、歯を長持ちさせるためには歯髄をできるだけ守ることが必要不可欠といえます。
歯髄の状態が悪化する原因とは
では、そんな歯髄が炎症を起こしたりダメージを受けたりしてしまう原因には、具体的にどのようなものが挙げられるのでしょうか。
虫歯
虫歯が進行すると歯の表面を覆うエナメル質や象牙質が崩壊し、歯髄にまで侵食することがあります。これによって歯髄が病原菌に侵され、歯髄炎を引き起こします。
歯周病
実は歯周病が原因で歯髄炎が起こるケースもあります。歯周病によって歯肉の炎症が進行すると、歯周組織が破壊され、歯髄に病原菌が侵入することがあるからです。
外傷
歯の外傷は、スポーツや事故、転倒などによって起こります。外部から強い衝撃を受けると、歯髄が損傷して歯髄炎を引き起こすことがあります。
歯へのストレス
歯ぎしりや噛みしめなどの歯科的ストレスは、歯髄に負担をかけることがあります。長期にわたって歯科的ストレスが続くと、歯髄に慢性的な炎症が起こることがあります。
まずは普段から予防に努めましょう
上記で説明した四つの原因のうち、虫歯と歯周病は普段の心がけで十分に予防が可能です。また、歯ぎしりや噛みしめに関しても、歯科医院で適切な検査を受け、マウスピースなどによる予防が図れます。
根管治療は、歯を残せるとはいえあくまでも最後の手段です。歯髄を抜いた歯は、栄養を供給したり歯を保護したりする機能が失われて、もろくなってしまいます。
まずはきちんとセルフケアやメンテナンスに努め、健康な歯を維持できるようにしましょう。
精度の高い根管治療を目指しています
万が一根管治療が必要になったとしても、私たちおおぞら歯科では制度の高い治療で歯の保存を目指しています。
根管内で柔軟な操作ができるニッケルチタンファイルという器具を使用し、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)による拡大視野のもと精密な治療を実施しています。
悪化した虫歯の治療も、ぜひ当院にご相談くださいませ。
医院紹介
おおぞら歯科では、患者様一人ひとりのお悩みを真摯にお伺いし、将来の健康を見据えた治療や予防をご提供しております。
どのようなお困りごとも、まずは一度ご相談ください。
【医院名】
おおぞら歯科
【住所】
福岡県福岡市南区野間2−3−10
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