ホームホワイトニングは、専用のマウストレーに薬剤を流し込み、それを装着することで歯を徐々に白くしていくホワイトニング方法です。
ご自宅などで好きなタイミングに行えるため、決められた時間に歯科医院へ足を運ぶことが難しい方にはぴったりのホワイトニングといえるでしょう。
しかし、そんなホームホワイトニングであっても、使い方を間違えれば思わぬトラブルを招く恐れがあります。
今回のコラムではホームホワイトニングに際しての注意点を解説します。正しいやり方を知り、安全に歯を白くしていきましょう。
まずは正しい手順を守ることから!
そもそもホームホワイトニングは、どのような順番で行われるものでしょうか。
歯科医院の指導によって細部が少し異なる場合がありますが、基本的な手順は以下の通りです。
1.まずは歯を磨く
ホームホワイトニングの下準備として、まずは歯をきれいに磨くようにしましょう。
歯に汚れが残っていると、薬剤の浸透が阻害されてしまうためです。
2.ホワイトニングの薬剤を注入する
専用のマウストレーに薬剤を流し込みます。対象となる歯1本1本に浸透するように、丁寧に注入するのがコツです。
3.マウストレーを装着する
薬剤が流し込まれたトレーを歯に装着します。装着時間は1~2時間が目安です。
4. マウストレーを外す
決められた時間が経過したら、マウストレーを外します。この際、お口をよくすすいで歯についた薬剤を落としましょう。
5. マウストレーを洗浄する
取り外したマウストレーを水かぬるま湯で洗い流します。
薬剤が残るようであれば、歯ブラシか綿棒を使って、トレーを傷つけないように優しく洗ってください。
その後、乾燥させてケースに保管します。
一連の流れの中で気をつけるべき点
ホームホワイトニングの流れを簡単に解説しましたが、正しい手順に従うとともに、薬剤の使い方などもきちんと守ることが必要です。
マウストレーを強く噛み締めない
マウストレーを噛み締める力が強すぎると、破損に繋がります。歯ぎしり・食いしばりの癖がある方は、とくに力の入れすぎに注意しましょう。
ゆっくりと音楽を聴くなど、マウストレー装着中はできるだけリラックスして過ごすことが大切です。
決められた量を守る
「早く白くしたい」との思いから、薬剤を指定の量よりも多く使ってみたくなるかもしれません。
しかし、薬剤を必要以上に多くしたとしても効果は変わりません。
かえって、マウストレーからあふれた薬剤が歯茎に付着して、炎症や変色を引き起こす可能性があります。
歯科医師に指示された容量はきちんと守りましょう。また、薬剤がトレーからあふれた場合は拭き取ってください。
歯についた薬剤をしっかり落とす
マウストレーを外したら丁寧にお口をゆすぎ、歯を磨きましょう。歯に薬剤が残ったままだと、汚れが付着しやすくなります。
ホワイトニング直後は飲食しない
ホワイトニング直後は、歯にダメージが残った状態となっています。
そのような状態で飲食するとかえって歯が着色する恐れがあるため、終了後1時間程度は飲食を控えましょう。喫煙も同様です。
トラブルがあれば歯科医師に相談を
ホワイトニングの薬剤によって痛んだりしみたりした場合は、使用時間を短くする、1日おきの装着にする、といった方法で調整してみてください。
それでも症状が続くようであれば、もともとの歯の質がホワイトニングに向いていない可能性もあるため、一度歯科医院に相談しましょう。
それ以外のトラブルが生じた際も、自己判断せず相談することが大切です。
医院紹介
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