入れ歯やブリッジと並び、失った歯を補う治療として挙げられるインプラント。
「名前を聞いたことはあるけれど実はよく知らない」という方も多いのではないでしょうか。
今回は、インプラントの特徴とメリットについて簡単にご紹介します。
他の歯を守りつつ自然な噛み心地と見た目を再現
インプラントは、顎骨に人工の歯根を埋め込み、その上部に人工の歯を取り付けることで歯を再現する治療法です。
その代表的なメリットは以下の通りです。
①入れ歯やブリッジよりも強く噛める
顎の骨に埋め込んで固定するため、入れ歯やブリッジと比較して違和感が少なく、しっかりとした安定感を得られます。
本来の歯と同じような噛み心地が期待できるでしょう。
②天然の歯とほとんど見た目が変わらない
インプラントの人工歯(かぶせ物)には、セラミック系の白い素材が用いられます。
そのため自然な見た目に仕上げることができ、一目見ただけでは天然歯との区別はつきません。
③他の歯に負担をかけない
入れ歯の場合、他の歯に金具をかけて固定することになります。
またブリッジであれば、欠損歯の両隣の歯を大きく削り、土台にしてかぶせ物を入れます。
よってこれらの方法は、他の歯に負担をかけ、歯の寿命を縮めることになりかねません。
しかしインプラントであれば、単体で固定できるという特性上、他の歯にダメージを与えることがないのです。
他の歯を守ることは、お口全体の健康を守ることにつながります。
④顎の骨を維持できる
歯がない状態を放置すると次第に顎の骨が痩せていきます。それは、噛んだ際の力(刺激)が届かなくなってしまうからです。
歯の部分が顎に結合していない入れ歯やブリッジの場合も、同様の現象が起こり得ます。
顎の骨が痩せてしまうのを防ぐという観点においても、インプラントにはメリットがあるのです。
⑤きちんとケアすれば長く使い続けられる
インプラントの寿命は平均して10〜15年程度とされていますが、丁寧にケアを続けていればさらに長く使い続けることが可能です。
逆にいえば、管理を怠るとインプラント周囲炎などを引き起こし、平均以下の年数でインプラントを失ってしまう恐れもあるため、治療後は継続的なメンテナンスが不可欠です。
治療方法は慎重に検討しましょう
このようにさまざまなメリットがあるインプラントですが、慎重に検討したうえで治療を受けるかを決めるようにしましょう。
インプラントにはこのようなデメリットやリスクもあるからです。
・保険が適用されないため治療費が高額になる
・治療には外科手術が必要になる
・治療期間が長い
・口内や身体の状態によっては治療を行えない場合がある
・治療後も定期的なメンテナンスが必要
失った歯を補う治療には入れ歯もブリッジもあります。
それぞれの利点と難点を照らし合わせ、歯科医師とじっくり相談しながらご自身にとって最善の方法を選んでください。
的確な診査・診断にもとづいた治療を行います
おおぞら歯科は、歯科用CTなどを用いた精密検査をもとに診査・診断を行い、慎重な判断のうえで安全な手術に努めています。
顎の骨が足りない場合は、骨造成という治療によって骨を増やすことが可能ですので、他院でインプラント治療を断られたという方も一度ご相談ください。
医院紹介
おおぞら歯科では、患者様一人ひとりのお悩みを真摯にお伺いし、将来の健康を見据えた治療や予防をご提供しております。
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